夏の終わりも近づいてだいぶ過ごしやすくなり、恋に仕事に活動的になっているAM読者のみなさま、ごきげんよう。
人間だけでなく動物も虫も活動的になってきたようで、先日夫と薄着で神社に散歩に行った際に全身くまなく蚊に刺されてしまいました、ものすごい愛です。
現在、クリームパンのように腫れ上がっている右手をアイスノンで冷やし、猛烈な痒みに耐えながらこの原稿を書いております。
もともとわたしは寝相が悪い・寝言を言う・歯ぎしりをする・イビキをかく、という寝汚さに定評があったのですが、ここ数日は全身を掻きむしるという行為も加わりました。
あまりのうるささに、隣で寝ている夫は夜中に何度も目を覚ますそうです。
結婚生活には忍耐力が必要だと、身をもって夫に訴えかけている毎日です。
さて、前回の記事では遠距離恋愛中の彼との関係に悩む女性からの相談でした。
この記事が公開されてから、遠距離恋愛経験のある読者の方たちからたくさんの共感の声が届いておりまして、たいへん身に余る思いです。
距離が近かろうが遠かろうが恋人との向き合い方に違いはないとは言え、やっぱり物理的距離が離れているのは寂しいですよね。
わたしは今の夫と遠距離恋愛中、「国境を越えない限りは全部近距離じゃ!」と無理矢理自分に言い聞かせてました。
仕事を優先したい彼。結婚する気はあるの?
付き合って2年になる彼のことを相談させて下さい。
10歳年上の彼とは仕事を通じて知り合い、私から告白して付き合うようになりました。彼は優しくおっとりしていて、とても良い関係を築いていると思います。ずっと中距離恋愛だったので、そろそろ身を固めても良いのかな? と考えているのですが、彼から結婚の話が出たことは一度もありません。
付き合う前に言われた「今は仕事を優先したい」という言葉を思い出し、自分からその話題を振ることもできません。結婚を急ぐ理由は無いし、彼の気が向くまで待てばいいやと思いつつも、いつまで待てば良いのだろう? いつまでこの行ったり来たりの生活が続くのだろう? と考えてしまいます。
矛盾してしまいますが、結婚願望は強くありません。もし彼といつかお別れすることになっても、婚活等はせずに独り身の自由を満喫したいと考えています。
こう吐き出してみると彼から離れたいのだろうか? と思えて来ますが、彼のことは愛しているので出来ることならずっと一緒にいて、彼の介護もしてあげたいです。
私はどうすべきなのでしょうか?(28歳・女性)
のっけからはっきり言わせていただきますが…仕事を言い訳に様々なことを後回しにして「おれの気が向いたら…」なんてふざけたことを吐かして決断を先延ばしにする男は、ケツを思い切りぶっ叩いたりしない限り、気が向くことは一生ありませーーーーーーん!!!!
仕事を優先したい??! ハァ??!?
日本人は何十年も毎日毎日毎日働き続けるんだぞ!!!
プライベートに目を向ける余裕もない男が出世するわけないだろうが!!!!
自分の優先度を下げてまで、我慢することはない
もちろん、転職したり出世したりして環境や責任の重さが変わって、一時的に大変な状況になることはもちろんあります。そういうときに、わたしだけを見てよ! と求めるのはいくらなんでもワガママで無責任すぎる。
よくドロドロの愛憎劇が繰り出されるドラマなんかでは「アタシと仕事、どっちが大事なの?!」という愚問が見受けられますが、この2つは全くの別物で比べるようなことではないですよね。
だからといって、ご自身の優先度を常に下の方に据えて我慢する必要はありません。
どちらが上でどちらが下という話ではなく、要所要所で優先すべきことが何なのかを判断することが大切だと思います。
わたしはこの連載を始めてから、相手と直接話し合え!!!自分の気持ちを伝えろ!!!わざわざ言わなくても察してもらえると思うな!!!ということを一貫してお伝えしてます。
恋人に対して“結婚”というワードを口にするのを憚れる人はたくさんいると思います。
しかし、以前の記事でもお話しした通り、結婚はあくまでもスタート地点にすぎません。
これから先、もっともっと大きな壁にぶち当たります。
その度に配偶者と協力し合って乗り越えていかなくてはならないのですから、スタート地点で躓いてる場合ではないのです。
ましてや、あなたは「将来的に彼の介護をしたい」「もし結婚できないなら一生独り身でいる」という覚悟ができているぐらいですから、結婚の話をしてもいいのではないでしょうか?
相談内容から読み取れる限り、あなたはとても彼に気を遣っているように感じます。
彼に「仕事を優先したい」という都合があるように、あなたにだって自分の都合があるはず。
それは当たり前のことで、別にワガママでもなんでもないのだから、彼に伝えてもいいのです。
年齢や収入差があったとしても、関係性は絶対に対等ですし、そうあるべきことです。
自分で選択できるときは、勇気を出して
結婚を急がないのは、別にいいと思います。 ですが、女性には出産というタイムリミットがあること“も”忘れないでください。
もちろん、出産して子供を持つことだけが幸せではありません。
趣味や友人との時間を大切にして独り身を謳歌するのも、籍は入れずに事実婚というかたちをとるのも、籍は入れたけれど別々に暮らすのも、10代後半で結婚するのも、晩婚でも、子供を持たないという選択をするのも、本人の自由です。
自分で選択した通りに人生が進んで満たされているのであれば、これほど幸せなことはないですよね。
でも、決めていたプラン通りにいかないこと、経済的理由や身体的理由で諦めなくてはいけないこともたくさんあります。
思い通りにいかないのが人生なのですから、上手くいかなかったときにはそれを受け入れ、こういう人生なんだと自分を納得させ、大切なものを守るために外野の心無い声に笑って対応するスキルを身につけなくてはなりません。
だからできるだけ、自分自身で選択できる場面では、逃げたり我慢したりせずに勇気を出してほしいと思います。
彼と別れたら一生独り身でいる、と決めつける必要はないのではないでしょうか?
それほどまでに、あなたは彼に対して真剣に向き合って、心から愛しているのかもしれません。でも、あなたの場合はそういう人生だと決めつけてしまう前に、今の時点で未来を決める選択肢が与えられています。
流れに身を任せて後悔した現状を受け入れる未来より、自分で選択した結果得られる未来で悪戦苦闘した方が、楽しそうじゃありませんか?
せっかくのターニングポイントです。指を咥えて見逃してしまうのは、もったいないですよ。
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この連載では引き続き読者の皆さまからの恋愛相談を募集します。
最後の一歩が踏み出せない方の背中をドーン!と押すため、今にも崖から落ちそうになっている人を腕一本で引き上げるため、誰かに厳しく叱られたい方の左頬をフルスイングで打つため、わたくしポジティブゴリラは日々ゴリラらしく腕力を鍛えてお待ちしております。
Text/ものすごい愛
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※現在、多数のご相談をいただいております。
ものすごい愛さんに順次回答いただく予定ですが、隔週掲載となるためお待たせしまうこと、すべてのご相談に回答できない可能性もございます。
誠に恐れ入りますが、何卒ご容赦くださいませ。(AM編集部)
(出典 news.nicovideo.jp)
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